”…What is the Relationship Between RASTA and REGGAE?…

"WHAT'S RASTA?" vol.2 by DANIEL BABU
(発刊 : Autumn1999)

ラスタ・ムーブメントは、レゲエが始まるよりも前から始まっていた。ラスタからの影響がなかったら、レゲエ・ミュージックは存在しなかった。だからこそ、多くの人がジャマイカ国旗は赤-黄-緑だと思っている。これはジャマイカ国旗ではなく、ラスタの旗であり、そのシンボルだ。ボブ・マーリーやピーター・トッシュ、ガーネット・シルクやデニス・ブラウンのメッセージ無しの、また、オーガスタス・パブロの音楽無しのレゲエが想像できるだろうか。バーニング・スピアやバニー・ウェラーやカルチャーやラス・マイケルやマイケル・ローズや、そういった数多くの人たちの音楽とメッセージ無しのレゲエが。それは新しいアーティストたちにも続いている。ルシアノやアントニーB.等に。ダンス・ホールでさえ、シズラーが「ハイル・セラシエ」や「プレイズ・ヤ・ジャー(ジャーを称えよう)等といった曲を歌っている。ダンス・ホール・サウンドの中でその絶大な人気は、若者たちの間でラスタが育ってきていることの反映ではないだろうか。
ラスタの生き方とは、創造物と創造主と一体化した自然の生活のリズムにある。これが我々が真に意味するところのユニティー・オブ・ワンネスなのである。ラスタ・ミュージックは、この自然のリズムからきているのだ。このリズムは地球上でもっとも自然なリズムである。それは人間の心臓の鼓動のリズムなのだ。心臓の鼓動のリズムは、ラスタ・ミュージックの魂である。そしてそのナヤビンギの音楽からレゲエ・ミュージックができた。ルーツ・レゲエを聞くということは、その音楽とメッセージを完全に理解するということで、その基礎となっているものまで深く見つめなければならない。そこにあなた方はラスタとラスタの人生を見ることになる。
音楽とは単にエンターテイメントやパーティーのためにもの、現実逃避のためのものではない。本当の音楽とは、新鮮な空気を吸ったり、きれいな水を飲むのと同様、人生には欠かすことのできないものなのだ。それ無しには、心や体や魂に栄養を与え、正しい方向に導くことはできない。もし間違った音楽を飲み込んでしまったら、ビートから外れてしまうだろう。チューンにのれないのだ。それは生物を食べると病気になってしまうようなものだ。人はその人生において、見るよりもちょうど10回多く聞くことができるそうだ。レゲエの心臓の鼓動はリズムである。リズムは人生そのものに反映される。古代の昔から、リズムは真実の鏡のようなものだと言われていた。実際この宇宙に存在する全てのもの、太陽かや月から最小の原子までがリズムをもって振動している。これは科学的にも証明されている。言い換えれば、リズムとはダンス・ビート以上のものなのである。リズムとは海の波のようなものだ。それぞれの波が他の波に結びついてつながっている。つながりを持たずにひとり佇む波など存在しないのである。そして波は、何かもっと大きなもの、海の一部なのだということが見てとれる。ここにラスタとレゲエ・ミュージックの関係も見ることができる。全てはリズムのある自然の動きなのだ。人工的に作られた物、人々が自分自身に行う人為的行為は、まったく違った頻度であり、不自然な頻度なのだ。
波にのりなさい。人生はアイタルであるべきなのだ。
JAH RASTAFARI

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